金沢大学の超小型衛星が無線局の本免許を取得
令和6年3月5日,金沢大学は人工衛星に搭載される無線局(実験試験局)及び同局と通信するため地上に設置する無線局(実験試験局)に対して本免許を取得しました。
X 線突発天体監視速報衛星「こよう」(金沢大学衛星 1 号機)は,日本時間2023年12月2日未明に打ち上げに成功し,日々の運用で搭載装置が健全に動作することの確認を進めています。また,搭載した2つの科学観測装置と地上局の通信確認のための試験電波によるデータ取得も開始しています。
昨年9月8日に付与された無線局の予備免許により,人工衛星と地上の間での通信確認を行っていましたが,打ち上げ以降,科学観測に向けた試験電波によるデータの送受信が順調に行われており,本日,北陸総合通信局から無線局の本免許が交付されました。
こようは宇宙航空研究開発機構(JAXA)の革新的衛星技術実証プログラム(革新的衛星技術実証3号機)の実証テーマのひとつ「理工学が融合した超小型衛星システムの開発と重力波天体のX線観測」として選定されています。
「こよう」衛星に関する活動情報については、随時Webサイトおよびプレスリリースを通じてお知らせします。