理工研究域 先端宇宙理工学研究センター ARC-SAT
先端宇宙理工学研究センター(Advanced Research Center for Space Science and Technology、略称:ARC-SAT)は、令和元年7月1日付で、金沢大学理工研究域の附属研究センターとして設置されました。
設立趣旨
本センターは、本学理工研究域の教員が中心となりこれまでに展開してきた宇宙理工学研究の経験を基に、「人工衛星や宇宙探査機を用いた科学」に焦点を絞り、先端的な観測技術の開発とそれを用いた科学観測により、太陽地球系から遠方宇宙までを包括的に理解するための研究拠点を形成するとともに、宇宙理工学分野の人材育成に資することを目的としています。
事業内容
- 人工衛星及び搭載機器の開発により、国内外の様々な衛星プロジェクトや金沢大学独自の超小型衛星の開発を推進。
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世界に通用する、新たな観測技術とそれに基づく科学成果を創出。
- 人工衛星を用いたマルチメッセンジャー天文学への貢献と、初期宇宙・極限宇宙環境の理解
- 太陽活動が支配する太陽系宇宙空間環境の理解
- 人工衛星の開発研究を通じて、プロジェクト・マネジメント、幅広い視野での課題解決能力、異分野との協調性等を兼ね備えた、実社会で求められる人材を育成。
部門構成
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先端機器開発部門
- 超小型衛星の開発技術
- X線・ガンマ線の撮像技術 - 高いエネルギー分解能を有する検出器技術
- 高感度な電磁界センサ技術 - 小型高性能なインテリジェント受信機技術
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天文学・宇宙物理学部門
- X線・ガンマ線天文衛星による高エネルギー宇宙現象の探究
- 突発天体を用いたマルチメッセンジャー天文学の推進
- 宇宙観測データに基づく素粒子・宇宙理論の研究
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太陽地球系科学部門
- 電磁波リモートセンシングによる宇宙空間の電磁環境の理解
- 波動-粒子相互作用の計測に基づく宇宙プラズマダイナミクスの理解
- 衛星‐地上多地点観測網の活用による宇宙環境の時空間変動の理解